れなのーと

日々の大発見たち produced by れな

職場の先輩(同い年)がデキ婚した件

職場に同い年で入社年度で見ると2年先輩の男性がいるのだが


結婚したとのことで職場の親睦費から祝い金を出して欲しいという連絡が来た。


私は今年、幹事係なので親睦費の管理も任されているのだ


結婚祝い金の拠出はそんなに頻度の高くない処理なので、その場では「経験のある人に聞いてみるので時間をください」と返して、処理は翌日に回すことにした。


夜、残業していると、結婚する当人が20時半になってもまだ残って働いていたので、


改めて祝いの声かけをしようと思い話しかけた。


「〇〇さん、おめでとうございます。お相手の方ってGW辺りに浴衣の写真を見せてくれた可愛い彼女ですか?」


「ありがとう。浴衣の子は元カノだね。奥さんはフィリピンとのハーフだよ。」


「えぇっ!そうなんですか。ハーフみたいな顔が好きって言ってましたもんね、タイプの女性と結婚できてよかったですねぇ。おめでとうございます!」


「へへ…(ドヤ顔) そうだ。祝い金、ありがとう。俺、短期間でバタバタと結婚の手続きをやったから全然お金ないんだよね。クレカの支払いが100万くらいになっちゃって。結婚ってお金かかるよ〜!」


「えーっ、そうなんですか?」


「まぁ、れなちゃんは女の子だからそんなにかからないかもしれないけど」


「男性の方がお金かかるんです?」


「そりゃあね、婚約指輪で30万でしょ。40万のネックレスもプレゼントしちゃったし。相手の家族との会食費も俺が払って、それも適当な店には連れていけないから…」


「そうなんだぁ。やばいですね!ちなみにバタバタ結婚したっていうのは、どうしてですか?デキ婚?」


「そう、デキ婚なんだよ!」


先輩はわりとデキ婚しそうなキャラだったのでイジりのつもりで言ったら図星でワロタ。


が、あくまで馬鹿笑いせず冷静に反応するよう心がけ、会話を続ける、、


「えーっ、本当にデキ婚なんですか!マジかぁ…」


「この前、お盆にイタリア旅行に行ったんだけど…ちょうどその2週間後に言われてさぁ、あっ、やべっ…みたいな」


「あはは、そうなんですね。それ絶対イタリア旅行の時の子ですねー!」


「うーん。分かんないけどね。そうかも。れなちゃんも気をつけた方がいいよ。そういうことするときはちゃんと避妊しないと…」


「いや、相手いないんで大丈夫です」


「いやいやそのうちそうなるでしょ。この前話した時も思ったけどれなちゃんが自分さえその気になればいつでもできると思うよ」


「その気って…結婚したい気持ちになればーってことですか?」


「そうそう、結婚したいって思ったら恋愛したいって気持ちになるはずだからさぁ」


「私、全然恋愛に興味ないんですよねぇ。結婚するなら友情結婚がいいな」


「だよね、興味ないって前から言ってるもんね。友情結婚だったら気を使わずにいれる男と結婚するのもアリかもね」


「そう、そういうのが理想なんですよー。でもなかなかいないんですよね、私と結婚してくれる男が。だいたいそういう気を使わない人ってタイプじゃないから気を使わないっていう構図が多いからなぁ」


「そんなのわからないじゃん、恋愛してから好きになるってパターンもあると思うよ」


「へー、そういうパターンもあるんだぁ」


うーん…前から思ってたけど、この人はとりあえずセックスがファーストでその他のことは全部後回しっていう価値観なんだよな、、


「あっ…すみません、私の話になっちゃって。結婚おめでとうございますって言いたかったんでした。」


「あぁ、うん、わざわざありがとう」




そこで会話は終わった。


こんな風に誰かが結婚していくのを、私はいつも見守っている。


その時その時は寂しいものだが、


羨ましくはない。


世の中のカップルがあまりにも楽しくなさそうだからだ。


街で見かけるデート中のカップルで楽しそうな人たちってほとんどいないし。


私と男友達の2人組のほうが100倍笑顔で楽しそうに歩いてるんだよな…


恋愛して、無言でお互いにスマホいじるカップルになる、そこにどれだけの魅力があるというのだろう。


得られるのは世の中のテンプレート通りに生きれてるという満足感だけじゃない?


テンプレを踏襲するためだけのパートナーなんて悲しい。


もっと大事なこと、楽しいことがたくさんあると思う