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日々の大発見たち produced by れな

湯シャンにおける洗浄強度の調整方法

前回の記事では、風呂で毎日洗わなくても臭わない頭皮を手に入れるためには


皮脂を取り過ぎない洗い方を半年程度続け、長年の毎日のシャンプーにより異常発達した頭皮の皮脂線を小さくしなければならないということを書いた。


今回はその具体的方法について書く。




頭皮に限らず、顔や体の皮膚でもそうなのだが、


皮脂を取るときの洗浄強度は、以下の3つの要素が絡み合って決まる。


・界面活性剤による皮脂や垢の除去

・お湯の熱さによる皮脂の溶かし出し

・摩擦による皮脂や垢の除去


逆にいえば、皮脂を取り過ぎず且つ臭わない、ちょうど良い洗浄強度というのは上記の3つの組み合わせで調整すれば良い。




まず、界面活性剤による皮脂や垢の除去について。


これは洗わなくても臭わない頭皮を手に入れるという目的に対しては完全に悪手。


とりあえず明日だけシャンプーの香りを楽しみたいのであれば、使えばいいが、


界面活性剤を使うと皮膚の常在菌のバランスが崩れてしまい、臭いを抑える善玉菌が洗い流され、臭いを発生させる悪い菌が繁殖しやすい環境になってしまう。


たまに美容院でシャンプーされてリセットするくらいならそんなに影響はないけど、基本は使わない方がいい。


ということで毎日の頭皮洗浄には湯シャンが適しているということになる。




基本は湯シャンで、その中で残りの2つの要素「お湯の熱さ」「摩擦の強度」を使って洗浄強度を調節していく。




お湯の熱さについて。


お湯は熱いほど皮脂が柔らかくなって取れやすくなる。


料理で揚げ物に使う油が、熱いときはサラサラだけど冷えるとカチカチになるのと同じようなイメージ。


特に湯シャンを始めたばかりの頃は、湯シャンを数日続けただけでかなり自分の臭いが気になってくると思うし、


数ヶ月経って慣れてきても、たまに焼肉に行くと臭いが髪についてしまい、湯シャンでは取れず何日も自分の髪の臭いに悩まされることになる。


そんな時に役立つのが熱々のシャワー。


熱いお湯で洗うと皮脂や油汚れがよく落ちるので、汚れや臭いがたまって耐えられなくなってきたらたまに熱々のシャワーでリセットするとかなりすっきりする。


ただし熱いお湯が髪以外にもかかった結果、顔や体の皮脂まで落ちすぎてしまうので毎日ではなく時々のリセットに使うのが良い。


できるだけ皮脂を取らないようにした方が早く皮脂線が小さくなるので、基本は37度くらいのぬるま湯を推奨。




最後の要素、摩擦の強さについて。


当然たくさんこすればこするほど皮脂や垢は落ちやすい。


が、匂いで困っているわけでなければ、基本は指でゴシゴシこすらずに、お湯をバシャバシャ打ちつけたり水流の中で髪を揺らす程度にした方が良い。(皮脂を取り過ぎないため)


基本はこすらない。臭いが気になってきたらこすってよいというバランスが重要。


ただ、洗ってる途中で指が脂まみれになってしまうと摩擦で脂を取るのは難しいので、おすすめは手袋をはめて洗う方法だ。


ネットにはシルクの手袋がいいとか色々書いてるけど、私は探しに行くのが面倒なのでコンビニで買った軍手を使っている。軍手でも全然汚れは取れる。


軍手で頭皮を直接こすると角質まで取れてしまいそうなので、髪の根元、頭皮から5cmくらいのところを指の間に挟んで、ぐるぐる頭皮に擦り付けるような感じで洗っている。


割とちょうどいい具合に皮脂が取れて快適である。




以上が洗浄強度を決める3要素であった。




皮脂量には個人差もあるし、湯シャンを始めたばかりの頃は皮脂量が多く、湯シャンに慣れてくると皮脂量が減ってくる傾向があるので、


いつでも決まった洗い方をするのではなく、自分の頭皮の様子を観察しながら洗浄強度を調節するのが良い。


もちろん調節に失敗してちょっと臭ってしまう日もあるが、、


毎日お湯で洗っていれば皮脂・垢が残ったとしても少なくとも汗は洗い流せるわけだから、全く頭を洗ってない人のような雑巾みたいな臭いとか酸っぱい臭いにはならないので、周囲への謝罪と感謝の気持ちでいれば「この人今日はちょっと臭いな」ぐらいで縁を切られたりはしないから大丈夫大丈夫(たぶん)




私は湯シャンを始めて5ヶ月経つが、今はこんな感じである。


・基本はぬるま湯で流して軽く髪と頭皮を揺らしたり、軽くこすって脂を落とすだけ

・2日に1回はぬるま湯でも指でしっかりめにゴシゴシする

・1週間に1回はぬるま湯×軍手or熱いお湯×素手でさっぱりするまで洗う


これは、こうすると決めているわけではなく、毎日頭皮の状態や気分によって洗い方を調節した結果、なんとなく自然にこういうルーチンになっただけである。


毎日お風呂に入る前に今日の洗い方を決めるのだが、その時は指の腹で頭皮をこすって指に移った臭いをチェックしたり、頭をブンブン振って臭いをチェックしたりする。


頭皮は臭いけど髪はそんなに臭くないとか、頭皮は臭くないけど髪が臭いとか、日によって色々あるので、臨機応変にやっている。


頭皮にごびりついた皮脂には熱いシャワーが効くし、髪に臭いがこびりついた時は軍手でこすった方が汚れが取れやすいような気がする。




以上、洗浄強度の説明でした。

毎日風呂に入らなくていい生活を夢見るズボラ諸君はぜひ参考にしてほしい。




あと1ヶ月ほどで半年たつので、その頃には「洗わなくても臭くない頭皮」になってればいいなぁと大きな夢を見ているが、、


ちょっと難しい気がする。


洗うのを2日に1度にするくらいならいけるかなぁ。冬だし。