性犯罪は必ず被害者側が責任を問われ、潔白を証明する方法は自殺しか無い

日本では(もしかしたら他の国でも…特にイスラム圏なんかはそうかもしれないが)

性犯罪は被害に遭ったら終わり。

目をつけられた時点で終わりである。

必ず被害者が責められるからだ。

「被害者の注意が甘かったのが悪い」

「被害者の服装が悪い」

「被害者が死ぬ気で抵抗しなかったのが悪い」

「被害者にもその気があったのでは無いか」

「被害に遭っていながら平気で生きてるってことは性行為を喜んでるということではないか」

必ずこういった憶測が立てられる。

もちろん、日本では幸い制度上、処罰上は被害者側が守られることが多いが、

まだまだ、女性のお尻を触って当たり前、女の子のスカートめくりが当たり前のおじさん世代の声が大きいので、

セクハラ事件などの当事者となった女性は

結局「故意に男を誘惑して罠に嵌めて、今ものうのうと生きている恐ろしい女」の称号が一生ついてまわるのだ。

もちろん被害に遭ったら届け出なければならない。

届け出なければ余計に「性行為を喜んでいる」と思われるだけなので。

でもね、届け出をした時点で、その前に被害に遭った時点で、もっと言うと目をつけられた時点で、

被害者にとって「とんでもないあはずれ」の噂が一生つくのはもう避けられないんだよ。

あばずれと呼ばれるのが嫌なら被害を苦に自殺するしかないんだ。

被害者なのに理不尽に責められて生きてくことを選ぶか、自殺するか、2つに1つの道しか残されてないんだよ。

これが人間の社会だ。

理不尽だよね

でも仕方ないんだ。

被害者が責められる現象は心理学的に説明がついているらしい。

誰しもこの世界がそんな理不尽な場所だなんて信じたくはないから「被害者が悪いからそんなことが起こったんだ」と思い込もうとするらしい。

そりゃそうだよね。

突然その辺のおじさんに目をつけられて性暴力を振るわれる世界に自分が住んでるなんて誰も信じたくないだろう。

男性だって、ムキムキマッチョのゲイに突然アナル掘られるとか、会社のゲイ役員に気に入られてアナルを差し出さないと左遷されるとか、そんな世界信じたくないでしょ。そんなの女でもわかるわ。

だから、矛先が被害者に向かうのは仕方ない。

性犯罪なんて、加害者の性的嗜好や手口は本当に多岐に渡り全てを対策することは不可能だから特にだ。

誰でも、明日性犯罪に遭う可能性はある。通り魔とかと同じ。

それを信じたくないからみんな被害者を責めるんだ。みんなが性犯罪の被害者を責める世界は、残念だけど変えようがない。

私だってエロい格好をしていたわけではない、普通のスーツ姿(膝丈)で働いてただけだ。

「元気で明るく一生懸命、それだけでいい」と父に教えられた通り、毎日元気で明るく、色んな人に教えてもらいながら新社会人として一生懸命働いてただけだ。

それを、ちょっと顔が気に入ったからって、「笑顔で話してくれるからイケる」という頭のおかしい思い込みで、業務上の立場を利用して追い詰めて肉体関係を強要する怖いおじさんがいた。

それだけのことで私は結局「男を陥れたとんでもない女」だ。

恋愛なんか興味ないのに。不倫なんかもっと興味ないのに。

なんで？理不尽だよね。

でも、「おじさんとの肉体関係なんて私は望んでいない」といくら言っても信じない人がいるの。

もちろん味方になってくれる優しいおじさんもいるよ

でも、心無い人の邪推を覆すには、私は被害を苦に自殺するしかない。

それは流石にやめた。死ぬよりかは邪推されたまま、汚名を被ったまま生きてく方がマシだったから。

味方になってくれた上司陣のおかげで、私の場合は噂があまり広まらずに済んだ。

けど上司に恵まれてなかったら、、色んな人から邪推されて、そんな会社ならもうやめたかったかもな。

また、他のおじさんに目をつけられてる気がするんだよね、、

私は幹事係だから任意参加の職場旅行を企画しないといけないのだが、

参加率10%程度という人の少なさにもかかわらず珍しく参加希望を出してきたちょい遠い部署のおじさんが、

前飲み会の時にかなりセクハラ発言が激しかったし目付きもヤバかったんだよね。。

一緒に行きたくない。

でも幹事として行かないわけにはいかないし…。

こういう時どうしたらいいんだろ…

「なんか嫌な予感がする、人間関係への影響が怖いから今は何もしてくれなくていいけど、2人きりにしないように気を使ってほしい」って先に周りの人にお願いしておけば、

事前に私にその気はなかったことが伝えられるんだろうか…？